GEMFOREXに限らず、海外FXブローカーについては「出金拒否のリスクがあるので口座を作りたくない」などの声をたまに聞きます。

そこでここでは、GEMFOREXの出金拒否事情について解説していきます。
本当に出金拒否をされてしまう事はあるのでしょうか。

GEMFOREXが理由なく出金拒否をすることはありません

結論から言いますが、GEMFOREXが理由もなしに出金拒否を行うことはありません。

そもそもGEMFOREXレベルの大手のFXブローカーが出金拒否をするメリットがありません。

  • 出金拒否をすれば評判が大きく落ちる
  • 出金拒否をせずに健全に運営するだけで十分儲かる

と言えますよね。
つまり出金拒否をするだけでデメリットにしかならないのです。

※しかしこれは全ての海外FXブローカーに当てはまることではありません。無名のブローカーの中には「評判なんてどうでもいいから、出金拒否をして不正に稼ごう」とするところが全くないとは言い切れません。

GEMFOREXは「正当な出金拒否」をしたことがあります

そして、GEMFOREXはこれまでに4度「出金拒否とみなされてもおかしくない対応」をしたことがあると述べています。

その内訳は

  • システムバグを原因とするもの(1回)
  • 悪意のある取引(3回)

です。
それぞれについて見ていきましょう。

システムバグを原因とする出金拒否

システムバグを理由とする出金拒否(のようなこと)をしたことがあります。
これに関してGEMFOREX側は、「こちらにも責任があるので、該当者と話し合って、妥協点を見つけて数週間かけて円満解決しました」と述べています。

「こちら『にも』」と言っているので、あくまで筆者の予想ですが「トレーダー側がバグを活用して稼いだ」という側面もあったのではないかと思います。
そして具体的にどのような話し合いが行われて、どのようにまとまったのかは分かりませんが、円満解決しているようです。

※GEMFOREXに限らず、「意図的にシステムエラーを利用するトレード」は禁じられているので、万が一なにか裏ワザ的なものを見つけても実践しないようにしましょう。

悪意のある取引

これに関してGEMFOREX側は「到底受け入れられない悪意のある取引」というかなり強い表現を使っています。
そして、「厳格な処置をしました」とのことです。
この「厳格な処置」というのが、「出金拒否と思われても仕方がない対応」だったのでしょうね。

GEMFOREXで出金拒否・出金できない状況を防ぐためのポイント

GEMFOREXで普通にトレードをしている限りは出金拒否が発生する事はありません。

しかし、気を付けていないと出金拒否されたり、システム的な理由で出金できなくなったりすることはあり得ます。
そういった状況にならないための主なポイントを紹介していきますね。

  • 書類提出はしっかりと!
  • 出金申請後少し待ちましょう
  • 入金、出金方法を揃えましょう
  • 両建て時の注意点
  • 大規模取引時の注意点
  • 相場急変時における注意点
  • 放置口座について

書類提出はしっかりと!

GEMFOREXは本人確認書類を提出しなくても、とりあえず口座を作ることができるようになっています。
ですが、「出金」は本人確認書類を提出してからでないと行うことができません。
出金前に忘れずに提出しましょう。

また、当然ですが「ニセの書類」を提出するのは厳禁です。
「そんなことするはずがない……」と感じるかもしれませんが、「海外だから大丈夫だろう」などと考えて虚偽の書類を使う人が意外といるようです。

高確率でバレますし、バレると出金拒否されるかもしれません。

出金申請後少し待ちましょう

GEMFOREXでは

入金すぐに反映
出金やや時間がかかる

という差があります。
ですから、「出金拒否かも!」と焦らずに少し待ちましょう。

入金、出金方法を揃えましょう

GEMFOREXでは「入金方法と出金方法は同じものにする必要がある」というルールがあります。入金方法と出金方法が違うと出金できません。

両建て時の注意点

両建て

同一通貨ペアのロングポジションとショートポジションを両方持つこと。

 

両建てをすることによって、リスクを下げることができる場合があります。
また他の戦略とミックスすることで、稼ぎやすくなるケースもあります。

ただし、GEMFOREXは「同一口座での両建て」以外は認めていません。
これはGEMFOREXに限らず、ほとんどの海外FXブローカーにおいて言えることです。

  • ロングポジションを口座Aで、ショートポジションを口座Bで持つ
  • ロングポジションをGEMFOREXで、ショートポジションを別のFX業者で持つ
  • ロングポジションを自分で、ショートポジションを友達に持たせる

などの両建てをすると、口座が凍結されたり出金拒否が発生したりする可能性があります。
「複数業者を使うならバレないのでは?」と感じるかもしれませんが、実際には高確率でバレるので絶対にやめましょう。

ちなみに、「異なる二種の通貨ペア」であっても、それぞれの変動の仕方が似ているのであれば両建てであると判断されてしまうケースもあるようです。

※ただし両建てという手法そのものに関して賛否両論があります。少なくともFX初心者のうちは両建てはしないことをおすすめします。

大規模取引時の注意点

GEMFOREXのノースプレッド口座では、目安で「5分で10ロット(往復)を超えるトレード」をすると、口座凍結・出金拒否処分が下る可能性があります。
しかし、事前に許可を取っていればOKですので、大規模なトレードをする場合は必ず前もって運営に報告しましょう。

ただ、これだけ大きな金額を短時間で動かすトレーダーはあまりいませんから、気にする必要はそれほどないかもしれませんね。

相場急変時における注意点

  • 米国経済指標発表時
  • 要人の発言時
  • その他大きな金融、政治的イベント

などがあると相場が大きく急変しやすくなります。
また、その相場の動き方が読みやすくなる場合もあります。

そのため「じゃあ日頃はトレードしないようにして、急変時だけ思いっきりハイレバ取引をしよう」などと考える人がいるようですが、それはルール違反です。出金拒否されるかもしれません。

FX初心者の方でもなんとなく分かると思いますが、これは「ズルい手法」ですよね。

実際、GEMFOREXは「定期的に平均的なトレードをしてほしい」と投資者に呼びかけています。
そして、「相場急変時に大金を稼いでいるトレード」に関しては、GEMFOREXが調査する可能性もあります。
また、調査が終わるまで出金できなくなることもあります。

※「普段からGEMFOREXでトレードをしていて、相場急変時もGEMFOREXでトレードをする」のはOKです。

放置口座について

GEMFOREXは「90日間一切トレードをしていない口座」については、口座維持手数料を1,500円徴収しています(以降90日に1回徴収)。

そして、

  • トレード
  • 入金
  • 出金
  • マイページへのログイン

が一切ない状態が365日間継続すると、口座が凍結して出金できなくなります。
こういった場合は「出金拒否だ!」と慌てずに、GEMFOREXの運営に連絡して、凍結を解除してもらいましょう。
別になんらかの違反をしているわけではありませんから、早めに解除してもらえます。
※ただし運営に連絡しないといつまでも解除されません。

とにかく口座維持手数料がもったいないですから、あまり長期間口座を放置しないようにしましょう。
「今後使い道のなさそうな口座」がある場合は、放置する前に全額出金しておくことをおすすめします。口座残高が0円なのであれば、いくら放置しても口座維持手数料が発生することはありません。

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