今回はFXにおいて何かと制限を受ける場合が多い。
- スキャルピングトレード
- 両建て
がテーマです。
FBSでこれらの手法を実践することはできるのでしょうか。
また、実践できるとして、何か注意点はあるのでしょうか。
このページの目次
スキャルピングとは?
数秒~数分でエントリー&クローズするトレード形式のことを「スキャルピング」と言います。大きな利益を狙わず、小さなプラスを積み重ねていくことになります。
- 結果がすぐに分かる
- テクニカル分析が上手なら稼ぎやすい
- 短期取引のため「相場変動の幅が狭い」のでロスカットがほぼ発生しない
などのメリットがあるので、経験を積んだFXトレーダーのなかには「最終的にスキャルピングに行きついた」と語る人が少なくありません。
FBSでスキャルピングトレードは可能か?
しかし、「取引回数が多いためサーバーに負担がかかる」「ディーラーが扱い切れない」などの理由から、国内FX企業の中にはスキャルピングを禁止しているところが多いです。
ですが、FBSであればスキャルピング可能です。
そもそも「ディーラーがいないタイプのFX業者」ですからね。
また、「どんどんトレードして、取引手数料を払ってほしい」というスタンスですから、「むしろスキャルピングトレードをしてくれるならありがたい」と感じているくらいだと思います。
FBSでスキャルピングをするならどの口座がいい?
FBSには、
- トレード100ボーナス口座
- スタンダード口座
- セント口座
- マイクロ口座
- ゼロスプレッド口座
- ECN口座
という6種類の口座があります。
詳しくは説明しませんが、「トレード100ボーナス口座」は初心者用の特殊な口座ですから除外。
「セント口座」と「マイクロ口座」はスプレッドが広いのでスキャルピング向きではありませんし、「ECN口座」はキャッシュバックサービスの対象外です。
そしてゼロスプレッド口座は、その名の通りスプレッドが非常に狭いのですが、その代わりに「取引手数料」が1ロットにつき20ドル発生します。
そのため、実はスタンダード口座よりも「トータルの手数料」が高くなるケースが多いです。
ですから、FBSでスキャルピングをする場合は、スタンダード口座を使うことをおすすめします。
文字通りオーソドックスな口座ですから、「スキャルピングはやっぱりやめて、他の取引形式を試そう」というケースでも融通が利きやすいですしね。
FBSでスキャルピングをするときの注意点
「スキャルピング関連の特殊なルール」はどうやらないようです。
「自動売買システムを使ったスキャルピングトレード」もFBSであれば可能です。
ただし、FBSに限らずFX業者全体に言えることですが、「自動売買システムを用いての、超ハイスピードスキャルピングトレード」をすると何らかのペナルティが発生する可能性が高いです。
両建てとは?
続いては「両建て」についてのお話です。
両建てとは「買いポジションと売りポジションを同時に持つ手法」のことです。
こうすることで「相場が上がっても下がっても、大きな損失が出ないようにする」ことが可能です。
ただ、それは裏を返せば「利益が大きくなりにくい」ということです。
そもそも「損切り」がちゃんとできるのであれば両建ては不要ですので、「なんとなく安心できるから……」という理由だけで両建てをするのはおすすめしません。
ですが、「両建てと、他の戦略を組み合わせた手法」を実践するのであれば効果的になる事もあるかもしれません。
ただし「両建てナンピン法」など、使い古されたような手法に関しては「効果的」と言うには弱いです。
明確な「勝てる根拠」があるときだけ両建てを行いましょう。
いずれにせよ両建てをきちんと活用しようと思ったら、FXのスキルがかなり必要になる事でしょう。
FBSで両建てすることは可能か?
結論から言いますと、FBSで両建てをすることはできます。
ただし、色々と条件があります。
- 普通に行えるタイプの両建て
- 特殊な規制が入るタイプの両建て
- 禁止されている両建て
の3種類に分けてそれぞれ解説していきます。
①普通に行えるタイプの両建て
FBSの場合、「同じ口座内で買いポジションも売りポジションも持つ」というタイプの両建てであれば、普通に行うことができます。
基本的に何の規制も入りません。
FBSに限らず、海外FX業者の多くはこのタイプの両建てを許容しています。
②特殊な規制が入るタイプの両建て
「買いポジションと売りポジションを別の口座で持つ」というタイプの両建ては、可能ですが規制が入ります。
それは、
- キャッシュバックボーナスの対象外になる
- ゼロカットシステムが発動しなくなる
というものです。
FBSの魅力の一つであるキャッシュバックが受けられなくなるので単純に稼ぎにくくなりますし、「口座残高がマイナスになった時に0まで戻してくれるサービス」であるゼロカットシステムの恩恵も受けられなくなるので、リスクが上がります。
「大きな取引をしている場合に、相場が短時間で激変」すれば、口座残高がマイナス数十万~数百万円になってもおかしくありません。
だからこそゼロカットシステムが非常に重要なのですが、複数口座で両建てしていると、負債を全部トレーダーが背負うことになります。
したがって、このタイプの両建てをする事は筆者としては絶対におすすめしません。
ちなみに、このタイプの両建てを許容しているFX業者は非常に珍しいです。
他のFX企業で、FBSと同じ感覚で「複数口座での両建て」をすると何らかのペナルティを受ける可能性が高いので気を付けてください。
③禁止されている両建て
- 2人で買いポジションと売りポジションを持つ
- FBSと「別のFX業者」で買いポジションと売りポジションを持つ(FBSは許容しているが現実的にはほぼ実践できない)
などの両建ては禁止されています。
FBSに限らず、このタイプの両建てを許容しているFX業者はほぼ存在しません。
さて、「複数FX業者を使った両建て」に関してですが、FBS自体は許容しています。
恐らくゼロカットシステムの対象外になったり、キャッシュバックがもらえなくなったりする事もありません。
ただし、FBS以外のブローカーで「複数FX業者を使った両建て」をOKとしているところがほぼありません。ですから、「実際にはほぼ実現できない」と言えるでしょう。
「別業者でペナルティを受けることは覚悟して、FBSで利益を出すことに賭ける」という方針なのであれば一応実践できるかもしれませんが、そこまでしてわざわざ両建てをする意味はありません。
まとめ:FBSはスキャルピング&両建てOK!ただし特別なルールがあります
FBSにおけるスキャルピング・両建て事情について解説しました。
まとめると、
ただし自動売買システムを使ったハイスピードスキャルピングは危険
スタンダード口座がおすすめ
「複数口座での両建て」は可能だがゼロカットとキャッシュバックが無効になる
「二人での両建て」は禁止
「複数業者での両建て」は禁止されていないが、実質ほぼ不可能
といったところです。
FBSは両建てに関する自由度が比較的高いFX業者ですが、だからといって「特殊な両建てOK!リスクも低い!」というわけではありません。
基本的に「同一口座での両建て」以外はしないようにしましょう。